78:古いメニュー

これまでの各時代のメニューが残っております。

それぞれの時代と、お客さまの好みに合わせて、改良を重ねてきたことがうかがえます。

写真の一枚目は当ホテルに残る最古のメニューで、1896年(明治26年)のものです。
現在の地で開業して3年目。日本に西洋料理が入ってきて間もない頃になります。
この9月19日のディナーメニューは、当時の料理長・渡部朝太郎による手書きのものです。
キャビアの前菜、スープ、魚料理、鶏料理、ビーフステーキ、ローストターキー、サラダ、野菜料理などかなり豪華なディナーです。

二枚目は、1904年(明治37年)10月6日のもの。
「Curry Rice」が登場しています。

三枚目は、1911年(明治44年)10月18日の午餐(昼食)で、日本語で書かれています。
「挽肉入り洋蕎麦」とは、ミートソース・スパゲッティのことだそうです。
「金谷風サラド」の書き方も可愛らしくうつります。


四枚目は、少し時代が飛び1951年(昭和28年)7月18日のランチです。
スープ、サラダ、肉料理、デザートをそれぞれ二種類から選ぶスタイルになっています。

これらのメニューが、それぞれの日にどようなお客様に供されたのか、想像が膨らみます。