館内のみどころ


日光金谷ホテルの館内には古き時代の趣を残す、彫刻や調度品を随所でご覧いただけます。
ここでは、そのほんの一部をご紹介いたします。

回転扉

回転扉
〜もしくは時間旅行への入り口〜

昭和10年頃までの本館はゆったりした
ベランダのあるコロニアル風の2階建ての建物でした。

昭和11年、本館の地下を掘り下げるかたちで増築が行われ、現在のような大谷石造りが印象的な佇まいになるのですが、
この回転扉は、昭和初期、本館の改築以前より使用されていたことが確認されており、改築を行った際に、現在の場所へ
移されたと考えられています。この扉を通ったあなたは、もう時間の旅人です。

館内のあちこちにある不思議なものを探す旅を始めてください。

想像の象

金谷ホテルは、創始者「金谷善一郎」が東照宮に勤めていたこともあって、日光東照宮とは少なからず縁があります。
そのため館内のあちこちに日光東照宮をイメージさせるものをたくさん見ることができるのです。
この「想像の象」もそのひとつで、東照宮にあるたくさんの霊獣や動物の彫刻のひとつを模して作られたと思われます。

ちなみに「想像の象」というのは、日光東照宮が建てられた当時、日本には象がいなかったため、
書物や伝聞などを元に、幕府の御用絵師「狩野探幽」が象の姿を想像、霊力を込めて描いたとされることにちなんだもので、
「象」というよりもむしろ、「獏(ばく)」に近い姿をしているのが特徴です。
お時間のある方はぜひ、日光東照宮と金谷ホテル、それぞれの象を見比べてみてください。

 

想像の象
彫刻コレクション

彫刻コレクション

金谷ホテルには多くの彫刻がありますが、
その中でも目を引く作品がメインダイニングにある「迦陵頻伽(かりょうびんが)」です。

この作品は会津小荒井の「吉田仙十良」の作品で、材質はケヤキ、岩絵の具による彩色が施されています。
迦陵頻伽は上半身が美しい女性で、下半身が鳥の姿をしているという想像上の生き物で、極楽浄土で妙なる声でなくといわれています。

他にも、玄関回転扉の上にある三つ爪の龍や食堂欄間を飾る
数々の彫刻をお楽しみください。

昔の食器

昔の食器

蔵の中に大切にしまわれていた陶器や銀器、
グラス類のほとんどには、裏に金谷ホテルのロゴや「カナヤ」という字が入っており、大正中期から戦前までのノリタケや東洋陶器などの特注品が多く見られます。

それ以前は外国から取り寄せたものが多かったようで、
リモージュの製品や、イギリス製とかかれたロゴ入りの洗面用具一式などもあります。