35:バンケットホールの床
建物の一番奥に構える「バンケットホール」では、ご婚礼をはじめ様々な催事が催されます。
こちらの部屋にも様々な設えがございますが、足元にもご注目ください。
広々した空間に、ヘリンボーンの床仕上げが広がります。
バンケットホールは1901年(明治34年)に建てられた「新館」にあります。善一郎の思いの詰まったこの建物は、贅を凝らした作りになっています。
鹿鳴館に代表される明治期の西洋館にはヘリンボーンが採用されていることが多く、善一郎がこの床を採用したことに、諸外国のVIPを受け入れ始めていた金谷ホテルとしてのプライドを感じることができます。
ご婚礼等の際には、ここに真紅の絨毯を敷き、クラシックホテルの“身だしなみ”を整えてお客様をお迎えしております。
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